コードは書かない、バイブスで語る。Google AI Studioで実現する「Vibe Coding」の新境地
はじめに:ブログ運営の「常識」が崩壊した日
かつて、ブログ運営やWebメディアの構築といえば、膨大な「手作業」の積み重ねでした。「ハイスペックなPCを用意し、高価なソフトで画像を編集し、毎日何時間も机にかじりついて記事を書く」。それが成功への唯一の道だと信じられていた時代がありました。
しかし、2025年。その常識は音を立てて崩れ去りました。私が運営するこの「sktkcontact.com」を支える自動投稿システムは、私自身が一行ずつコードを書いたものではありません。正確に言えば、キーボードを叩いて変数名を悩み、複雑な関数を定義するような、従来の「プログラミング」という儀式を私は放棄しました。
私が手にしたのは、エディタではなく「タクト(指揮棒)」です。すべてはGoogle AI Studio、そしてGemini 1.5 Proへの「丸投げ」から始まりました。
いま話題の「Vibe Coding(バイブコーディング)」とは何か?
最近、AI開発界隈で「Vibe Coding(バイブコーディング)」という言葉が急速に広まっています。これは、プログラミング言語の厳格な構文(シンタックス)に縛られるのではなく、作りたいものの「バイブス(感覚・ノリ・意図)」をAIに伝えることで開発を進めるスタイルを指します。
「ここをもっとシュッとさせて」「こういう動きをしてほしい、あ、そこは違う。もっとこうして」
まるで熟練のエンジニアに隣で指示を出すように、自然言語で対話を繰り返す。AIがその意図を汲み取り、瞬時にコードを生成・修正する。このリズム(バイブス)こそが、開発の本体になるのです。Google AI Studioは、まさにこの「バイブコーディング」を最高レベルで体験させてくれるプラットフォームでした。
なぜ「Google AI Studio」×「Gemini 1.5 Pro」なのか
世の中には多くのAIツールがありますが、私がNode.jsの自動化システム構築にGoogle AI Studioを選んだのには明確な理由があります。それは、Gemini 1.5 Proが持つ「圧倒的なコンテキストウィンドウ(理解できる情報の長さ)」と「論理的思考の鋭さ」です。
従来のAIでは、コードが長くなると以前の指示を忘れてしまったり、矛盾が生じたりすることが多々ありました。しかし、Gemini 1.5 Proは数万行に及ぶコードの構造を丸ごと把握した上で、「あ、その修正ならここも直しておきましたよ」という、痒い所に手が届く提案をしてくれます。
以前なら設計から実装まで数日を要した機能が、信頼できるGeminiに指示を出すだけで、わずか数分で形になっていく。このスピード感は、一度体験すると二度と後戻りはできません。
「未経験でも作れる」は、もはや気休めではない
よく「プログラミング未経験ですが、何か作れますか?」という質問を受けます。これに対する私の答えは、2025年現在、一点の曇りもなく「YES」です。
断言します。誰でも開発者になれます。
もちろん、魔法のように何もしなくていいわけではありません。
- AIに意図を正確に伝えるための「指示出しのコツ(プロンプト)」
- 生成されたコードが意図通りか確認する「検証プロセス」
- AIがハルシネーション(嘘)を起こした時の「あしらい方」
こうした「指揮官としてのスキル」は必要です。しかし、それらは何年もかけて難解なプログラミング言語を暗記する労力に比べれば、微々たるものです。大切なのは「何を作りたいか」という明確なビジョンと、AIを使いこなすための柔軟なバイブスだけなのです。
私が掴んだ「指示出しの設計図」
今回のシステム構築を通じて、私はGoogle AI Studio特有の「コツ」をいくつか掴みました。
例えば、System Instructions(システム指示)にどのような役割を与えれば、より堅牢なNode.jsコードを吐き出すのか。あるいは、エラーが出た際にAIを責めるのではなく、どのように「気づき」を与えて自己修正させるのか。
これらは、私が夜な夜なAIと対話し、時に絶望し、時に歓喜しながら手に入れた「独自のノウハウ」です。この設計図や具体的なプロンプトについては、近いうちにNoteで詳しく公開しようと考えています。
おわりに:アイデアだけが価値を持つ時代へ
エンジニアじゃなくても、高価なハイスペックPC(私はRTX 3070搭載機を使っていますが、Google AI Studio自体はブラウザで動きます!)さえあれば、誰もが瞬時に「開発者」になれる。本当に面白い時代になりました。
これからの時代、価値を持つのは「コードが書けること」ではありません。「どんな世界を作りたいか」というアイデアと、それを形にするための「AIとの共鳴力」です。
このsktkcontact.comという母艦から、さらに多くの自動運用メディアを派生させていく。私のバイブコーディングの記録が、誰かの一歩を踏み出す勇気になれば幸いです。
最新の進捗やNode.js自動化の裏側については、X(Twitter)でも発信しています。興味がある方はぜひフォローして、次なる展開を待っていてください。


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